不妊ピア・カウンセラーのasamiです✨
不妊治療をするのって、精神的にも経済的にも、かなりダメージを受けますよね😭
保険適用になったことで、保険の範囲内で治療ができる方にとっては、経済的な負担は和らいだかもしれません。
それでも、体外受精までステップアップすると、一周期の治療で、万単位の治療費がかかります😓
治療にお金がかかることもあり、仕事をしながら不妊治療をされている方も大勢いると思います。
私もそうでした。
だけど、私の場合は
・福利厚生がしっかりしている職場だったということ
・周りの理解があったこと
もあり、退職をしなきゃいけないまでに追い込まれることはなく、治療ができました。
福利厚生でいうと、不妊治療を受ける時に取れる休暇制度がありました。
しかし、私はその制度を一度も使うことなく治療を終えることに。
- それはなぜなのか
- どうなれば制度を使いやすいか
私の経験から考えてみたいと思います😊
ちなみに、私が働いていた職場は
男性30:女性(私)1
という特殊な職場なので、先にお伝えしておきます😁
なぜ不妊治療の休暇制度を使わなかったのか
【理由1】不妊治療の休暇制度を知らなかった
不妊治療4年目。
私が、異動先の上司に不妊治療をしていることを打ち明けた時。
不妊治療をしているから、いきなり休みをもらうこともあると思います😓
「次世代支援」という、不妊治療を受ける時に使える休暇があるよ。
使う、使わないは自由だけど、権利としてあるからね。
不妊治療の休暇があったんですか!?😲
私が働いていた職場(地方公務員)は福利厚生がしっかりしていました。
子ども関係の休暇でいうと
- 妊産婦の健康診査
- つわり
- 産前・産後
- 出産補助
- 育児時間
- 生理
- 育児参加
- 子看
- 次世代支援
次世代支援休暇😲
不妊治療を受ける時に、10日を超えない範囲で時間単位で休みを取れる制度。
休暇に疎かった私は知りませんでした😭
周りで取っている人もいなくて、知らずに3年間過ごしていました。
異動先の上司は、ご自身も不妊治療をした経験があったこともあってか、私が不妊治療をしていると打ち明けた時に、休暇制度を調べてくれたのです。
不妊治療4年目で知りました。
制度を知らなかったら、取れないよね。
【理由2】授かれなかったら申し訳ない
不妊治療の休暇制度があることを知った私。
不妊治療の休暇制度、どうやって取るんだろう。
確認書類(領収書 等)がいるのか。
不妊治療の休暇をとるには、領収書などの確認書類を提示する必要がありました。
確認書類、もちろん必要だと思います😊
でも、なんとなく、私はそこに抵抗がありました。
抵抗感1 通院回数の多さ
不妊治療の特徴といえば、通院回数の多さ!
移植をするとなると、一週間に何回も通院しますよね😣
普通の休暇より、ひと手間必要な不妊治療の休暇、少しひっかかっていました。
抵抗感2知られたくない
もうひとつ。
生殖のことなので、知られたくない、隠したい、みたいな気持ちがありました。
特に異性だとハードル高め。
上司も、人事担当者も、きっとだれも気にしないし、気になってもその人の中で留めてくれるのはわかっています。
私の中で
- 不妊治療で休むことをできるだけ知られたくない
- 治療経過もできるだけ知られたくない
こんな気持ちがありました🙂
もっといえば
不妊治療で休んでいること、治療の経過も知られることで
「授かれなかったら申し訳ない」
そんな気持ちになってしまいました。
完全に自分で壁を作っていますね😭
不妊治療の休暇制度を使って、結果がでなかったらという恐怖。
何回も泣いてきたから、制度を前向きに捉える力も弱っていたのかもしれません。
【理由3】自分で自分の不妊を受け入れられていない
不妊治療の休暇制度を知り、休暇の内容や取り方を知った私。
そうは言っても、不妊治療の休暇、使ってみようかな。
私が働いていた職場は、男性職員も、お子さんのためにしっかりと休みを取っています☺
「授業参観なので休みます」
「子どもが熱を出したので休みます」
対して、不妊治療中だった私は
「1時間早退します」
「2時間遅れます」
周りには、はっきりと理由を言わずに、家事の都合で休んでいました。
休む理由を追求してこない同僚にも感謝ですが、後ろめたい気持ちはどんどん大きくなるばかり。
一応、私も未来の子どものための休み。
次世代支援だし。
だけど、なんで堂々と
「不妊治療で1時間早退します」
と言えなかったんだろう。
流産をした時も、言えなかった。
休暇の制度があっても、
当事者が
不妊治療をしている自分を受け入れて、
肯定できていないと、
堂々とできない。
私が、不妊である自分を受け入れられていなかったんです。
頭ではわかっているけど、心は受け入れていない。
根本はこれなんだろうな。
どうなれば不妊治療の休暇制度を使いやすいか
私の経験も踏まえて考えます。
どうなれば不妊治療の休暇制度を使う?
不妊治療の休暇制度を周知する
私が不妊治療の休暇制度があると知ったのは、異動先の上司に教えてもらえたから。
逆を言えば、それまでの3年間は教えてもらえなかったということです。
組織として、「こんな制度があるよ」と周知することで、知る機会はぐんと上がります。
当事者ではなくても、部下が制度を使うかもしれないし、
誰でも当事者になりうることだから、
みんなが知っておくといいですね✨
もちろん当事者もアンテナを張っておく!
(私みたいになります🤣)
「不妊」を正しく理解する
不妊は罪悪感や劣等感を抱くべきことでも恥ずべきことでもなく、もちろん決して同情されることでもない「単なる事実」。
NPO法人Fineより抜粋
この文章は、私が所属しているNPO法人Fineで受けた研修資料からの抜粋です😉
私はこの言葉に、とてもこころを動かされました。
不妊当事者が感じてしまう、罪悪感や劣等感。
この気持ちが、使える制度があっても堂々と使いにくかったり、隠したい気持ちに繋がっている気がします。
「単なる事実」
「不妊は単なる事実」になることが、どんな素晴らしい制度よりも必要なことかもしれません😊
まとめ
🌹不妊治療の休暇制度を使わなかった理由🌹
- 制度を知らなかった
- 授かれなかったら申し訳ない
- 自分で自分の不妊を受け入れられていない
🌹どうなれば不妊治療の休暇制度を使いやすいか🌹
- 不妊当事者だけでなく、働く人全員が休暇の制度を知っている
- 「不妊は単なる事実」になる
素晴らしい制度があっても、使われないと意味がない!
働きながら不妊治療をする人が、少しでも働きやすくなることを望んでいます✨
私の経験からの考察でした😉
最後まで読んでいただきありがとうございます🙌
現在、オンラインで気軽に受けられる不妊ピア・カウンセリングを、無料で行っております😊
試してみたいという方は、この機会にぜひお試しください✨
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